FPフェアTokyo2日目に参加!

 日本FP協会主催の一大イベント、FPフェア。結構お金かかるけど、毎回勉強になるのでAFP取得後、毎年のように行ってました。仕事が忙しくなったのとコロナ禍でしばらく参加してなかったんですが、オンラインでも参加ができるようになったのととても興味のある後援会があったので、今日は一日FPにどっぷり浸かりました(^^♪

 今日は3つ項目があり、午前中は「デジタル化が変える経済・金融とFPの新たな視座」というテーマで山岡浩巳氏による講演でした。「なぜ金融政策が貯蓄から投資になっているのか」や「デジタル化によって変わる金融の世界」などは改めてまとまって聞くとなるほどなと思うことも多く、また知らなかったことも多くあり大変勉強になりました。

 一番印象に残ったのは、「変化、多様化する金融環境で知識を持ったFPが果たす役割はとても大きい。情報が乱立し、容易に手に入る今だからこそ、確かな目は一般の人に大きな力になる。」といったまとめのところです。(この部分は話を聞いて私なりにまとめたもので講師の方のセリフではありません)特に昔と違い、金融商品に接する機会が店頭や専門の販売者の手→スマホで自宅にいながら手軽にという変化は大きく、SNSを通じた詐欺などもあり、正しい知識、対応を持つことの重要性は高まっているというのは共感しました。勉強とか手を抜いているつもりはありませんが、よりちゃんと知識を持ったり相談受けたりしたら答えられるようになりたいなと思いました!

 次の講演は橋本之克氏による「行動経済学によるFPビジネスの強化」でした。行動経済学は本を読んだりして勉強してましたが、こんな感じでまとめられて、かついろんな事例と共に紹介してもらったのでとても勉強になりました。元広告代理店でマーケティングを担当された経験から話す内容は示唆に富みなるほどなと思うことたくさんでした。

 特に、「プロスペクト理論に関する法則、「損失回避」とそれに伴う「価値観数」」が印象に残りました。

 人は得より損の方が大きく評価し、損失を避けようとする傾向がある。そして、その満足度(不満度)は常に一定で大きくなるのではなく、徐々に鈍くなる「感応度提言性」がある。

 こうした、行動経済学の理論は知らなければ行動が理解できなかったり間違ったアドバイスしてしまう可能性もあるので、知っておくことは今後の仕事に役立つはずという講師のアドバイスはとても勉強になりました。

 最後のパネスディスカッションもパネラーの方々の経験談などとても参考になり、最前線で活躍されてる方のChatGPTなどに対する考え方になるほどと思ったり、海外のFPの話が会員HPにあるので参考になるという話を聞き、まだ見たことがなかったのでぜひ見てみたいと思いました。

 オンラインでの参加は沖縄にいる者からすると大変ありがたい反面、その機会にあちこち観光もしたりできるので、今度はぜひ生で参加したいなと思いました!

「豊見城わーらー」

先週、豊見城市内の小学校で金銭教育講座をしてきました。
その時、担当の方から差し入れで頂いたお水がいい!と思ったので紹介です。
豊見城市の観光協会が作っているとラベルにありました。ネーミングやイラストもいい!担当の方も詳細は分からないみたいでしたが、こうしたご当地モノっていいですね。より、お仕事に熱が入りました(^^)

固定電話の特殊詐欺対策が無償で!(加入者が70歳以上や70歳以上の方と同居など条件有)


 この特殊詐欺関連を調べてて、同サイト(SOS47 特殊詐欺対策ページ)で初めて知ったんですが、固定電話の特殊詐欺対策の有効な手段として「ナンバーディスプレイ」「ナンバーリクエスト」サービスがあるんだそうです。

 「ナンバーディスプレイ」は電話番号が表示されるサービスで、「ナンバーリクエスト」は非通知でかかってきた電話に番号通知を促す音声を流すサービスで、その際着信音はならないそうです。(例)「こちらは、(電話番号)です。この電話はお受けできません。ご了承ください。恐れ入りますが、電話番号の前に186をつけてダイヤルする等、あなたの電話番号を通知しておかけ直しください。」)(NTT西日本 特殊詐欺サポートページより)
ナンバーリクエストというサービスは初耳でしたし、昨年5月よりご高齢の方向けに無償で提供しているというのも初めて知りました。

 
 また、「この通話は録音されています」というメッセージが流れる防犯機能付き電話機の導入も有効だそうで、こちらも知った後の高齢者向け講座で紹介するようにしています。
 講座参加者にお聞きすると、「知らなかった」という声がほとんどでした。多くの方が「知らない番号は取らない」「留守電にしている」と対策されていましたが、こんなに増えている現在、使えるサービスやより対策をするのも大事かなと思いました。

(SOS47サイトのページは紹介していいかちょっと分からなかったので、NTT西日本の対策ページのリンクを貼ります)

NTT西日本特殊詐欺対策サポートページ

https://www.ntt-west.co.jp/product/sagitaisaku

特殊詐欺のことを分かりやすく教えてくれるサイト、あります!

特殊詐欺対策ページ(SOS47)

https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47

 連日猛暑で、クーラーの効いた部屋から出たくないですね。移動のため車に乗るたびに熱気の凄さに毎回「熱っ」と言ってしまいます(^^;)

 先月より、消費者教育関係のお仕事が続いております。昨年までは国民生活センターの資料などで講座を作っていましたが、某所より「特殊詐欺について教えてほしい」と依頼があり講座資料を作りました。

 「特殊詐欺」は警察の分類みたいで、「例えば,被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させ,指定した預貯金口座へ振り込ませるなどの方法により,不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪(恐喝及び窃盗を含む。)の総称をいう」(令和3年版犯罪白書より)そうです。

 特殊詐欺の周知は警察のお仕事と思って触ってこなかったんですが、一般消費者からしたら迷惑なのは消費者トラブルも悪徳商法も特殊詐欺も違いはないと改めて思いました。

 そこで、分かりやすいいい資料無いかなと探していたところ、「SOS47 特殊詐欺対策ページ」なるものがありました。特殊詐欺の事例や実際の音声、周知用の動画などこんな機会でもなければ見ないけど、一度は見ていて損はないなというサイトでした。

 講座でも紹介したり、一部動画は活用させてもらったりしています。お時間があればぜひ一度ご覧いただければなと思います。

学生の消費生活相談は圧倒的にゲーム課金。動画配信関連も増えてきている

 今度、中学校家庭科の授業内で消費者トラブルについて話すため資料を作っています。

島尻地区の教科書は東京書籍を使っていて、その192ページに「中学生の消費生活相談件数」が載っています。ただ、データが8年前と少々古いので、依頼を受けた後、今はどうなっているのかな~沖縄県のはないかな~と調べてみました。

ヒットしたのは埼玉県と東京都。こちらは毎年のように小・中・高校生の相談件数を事例や考察も含め報告がありました。
こうしたデータはホント助かります!

それによると、一番はゲーム課金。小学生から高校生までトップでした。数も多い。
内容は、親のカードを不正利用する相談が多いそうです。ほかにも友達に貸したら勝手に課金されてたとか、家のお金を使ってプリペイドカードを買った事例などもありました。
8年前と違い、化粧品など定期購入トラブルや配信サービス関連も増えていて、SNSが身近で情報リテラシー不足による相談件数増は今後さらに増えるんじゃないかなと思いました。

画像のデータは中学生だけですが、小学生も高校生のデータもあり、年次の比較と年齢の比較は興味深いなぁと思いながら作業しているので遅々として進まない(^^;)

少額短期保険商品について調べました!(2023年バージョン)

 このブログは2022年にリニューアルしたんですが(実際はサーバー代払い忘れててデータが飛んじゃったんですが(^^;)記事を見返してみたら1年前に少額短期保険のことを調べてた記事を発見!

 つい先日も、大学生向けに保険の話をする際、少額短期保険を取り上げるのでブラッシュアップしたので、今回も面白いな~と思った商品を紹介します!

(ちなみに少額短期保険とは「1被保険者について引受可能な保険金額の上限と契約期間の上限が定められていて、保険金額が1,000万円以内、保険期間は2年以内のもの」と規定されています。その独自性からユニークな商品やニッチな商品が多いです)(下記の保険の紹介文はホームページの業者登録一覧より引用しています)

・ぴあ「チケットガード」不使用チケット費用補償保険(AWPチケットガード少額短期保険)…万が一、行けなくなったときに備えて チケットにかける保険です。


・わりかん がん保険((株)justlnCase)…加入者同士で助け合いができる全く新しいシェアエコ保険です!


・熱中症お見舞い金保険(アイアル少額短期保険)…猛暑日でのスポーツやお仕事など熱中症のリスクに対応する保険です。


・痴漢冤罪ヘルプコール付き弁護士費用保険(ジャパン少額短期保険株式会社)…損害賠償請求を弁護士へ委任したり、弁護士へ相談したりする際の費用を補償します。さらに、痴漢冤罪事件に巻き込まれたり、痴漢被害を受けた際の弁護士費用も補償します。


・波伝説保険(東急少額短期保険)…海を愛するすべての人が、正しい知識を知り、ルール&マナーを守って、海を安全に楽しむための「GOOD SURFERS」の想いから誕生したサーフィン&マリンスポーツユーザーのための保険です。

・ミニケアキャンプ保険(チューリッヒ少額短期保険株式会社)…キャンプ中のさまざまなトラブルを補償する保険です。


・ママとこどもの1000daysほけん(ニッセイプラス少額短期保険)…妊娠中~出産後特有の4つのリスク(切迫・流産・切迫早産・乳腺炎・子どもの入院)に備える医療保険です。


・不登校?その前に保険(まごころ少額短期保険)…親子のための就学トラブル相談保険です。


・わんデイズ/にゃんデイズ(リトルファミリー少額短期保険株式会社)…「うちの子に一生涯健康でいてほしい」という飼い主さまの願いを叶えるために誕生した、価格と補償を両立するペット保険です。


・家事代行費用保険(第一スマート少額短期保険)…入院やケガによる通院等により利用した家事代行・シッターサービス等の費用をサポートする保険です。


・停電費用保険(ニッセイプラス少額短期保険) …月々100円で、5時間以上の停電で発生する諸費用を補償する保険です。


・外国人技能実習生・特定技能外国人向け保険(ビバビーダメディカルライフ)…外国人技能実習生のための保険です。


・保育士保険(メディカル少額短期保険)…保育士、保育補助者のための、勤務中の賠償責任保険と感染症罹患への補償がセットになった保険です。


・結婚式あんしんプランブーケ(メモリード・ライフ)…結婚式の安心を演出する保険です。

 こうして商品名を見るだけでもかなり個性的だと思いませんか?

一般社団法人日本少額短期保険協会「業者登録一覧」

https://www.shougakutanki.jp/general/consumer/product_list.html

消費者教育での講座に使えそうな面白い資料

 今年度は消費者教育コーディネーターという仕事もしており、その関係で先日全国会議に参加しました。
そこで、消費者庁からコーディネーターの役割についてとか、講座に使えそうな資料について知ることができました。

 「社会への扉」という教材は中学高校でよく使っていましたが、動画や、話し合ったり考えさせるようなワークもセットの教材は使ってみたいな~と思いました。

 今回紹介する「鍛えよう消費者力」はVRゴーグル使う教材で、ゴーグル無しでも体験できますが、一度ゴーグルで体験したいなと思いました。
「マルチ商法」や「催眠商法」などが事例としてあります。

https://www.kportal.caa.go.jp/teaching-material/001351

「日本人「100歳まで生きたい」27%」(日経MJ2024年4月26日号より)

「世界で最も長寿の国なのに、長生きが前向きに考えられていない」(記事より引用)

記事のタイトルと冒頭の書き出しにびっくりしました。
でも読み進めていくと、長生きしたいが不安やみんなに迷惑をかけたくないという気持ちが多いというのは両親や周りの人の言葉から感じる事であり、アンケート結果には納得の部分も。

対して諸外国の回答結果や、100歳まで生きたいと答えた人にはポジティブ面を重視している(好奇心が強い、チャレンジ精神があるなど)という結果は初めて知ったので興味深く記事を読んでいました。

精神面の前向きさが長生きしたいという気持ちに大きく影響し、QOLにも影響するのかなと思いました。
この記事は両親や家族にも見せて話聞きたいなと思いました。

偽セキュリティ警告(サポート詐欺)対策サイトを体験してみました!

https://www.ipa.go.jp/security/anshin/measures/fakealert.html#3_line

IPA(独立行政法人情報処理推進機構)のフェイスブックで紹介していたので、さっそくやってみました!

 国民生活センターの注意喚起でもされていた、サポート詐欺。実際体験してみると、閉じ方分からなくて電話してしまう人がいてもおかしくないかなって思いました。そういう意味でもこうした体験ができるのってありがたいです。

 この体験によると、閉じるボタンが無くても、ESCキーを長押しで閉じるボタンが出てくるのでそれで閉じればよいとのこと。こうしたかんたんな操作でも知らないと困りますよね。

 まだイイねも30件とあまり知られてないっぽいのですが、とてもいいサイトだなと思いました!

(国民生活センター 2024年3月27日発表情報)

「パソコンで警告が出たらサポート詐欺に注意!-70歳以上で大幅に増加-」

https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240327_1.html

「治療の長期化、高額化が進む”がん”患者と家族に向き合うためにFPができる「心」と「お金」のサポート」記事を読んで(FPジャーナル2024年1月号の特集記事)

 FPジャーナルとは日本FP協会の協会誌で正式名称を『Journal of Financial Planning』と言います。2024年1月号の特集が「治療の長期化、高額化が進む”がん”患者と家族に向き合うためにFPができる「心」と「お金」のサポート」で、がん治療にかかる費用などの情報でとても勉強になりました。いくつか気になったのを紹介します。

・治療にかかる費用は平均で56万円

 がん治療における自己負担費用の総額は20~50万未満がもっとも多く、全体の平均は56万円。診断時のステージが高いほど自己負担費用が増加するそうです。もっと高額になるかなと思いましたが、治療そのものは思った以上ではなかったです。でも、そのあとの記事で、

・がんにかかる費用は「かかる費用」と「かける費用」に分けて説明

とある記事を読んで納得。

 治療そのものの医療費は上記のお金でも、ほかに差額ベッド代や通院にかかるタクシー代、家事ができなくなる部分の食事代、QOL(生活の質)を保つために必要な健康食品や家具購入などの費用も思った以上に負担になると書かれており、またこれが人によっては長期にわたって支出を余儀なくされることも考えないといけないと思いました。

・「がん相談支援センター」

 上記のことを知りたいという人が多いという調査報告も一緒に載っていましたが、こうした相談窓口としてがん診療連携拠点病院などにがん相談支援センターが設置されているそうです。

 沖縄県内では琉大病院など6か所に設置されているようです。(初めて知りました)沖縄県内ではどこにあるかなと検索したらこんなサイトを見つけました。

うちな~がんネット がんじゅう(沖縄県がん診療連携協議会運営サイト)

https://www.okican.jp

 私の周りでは近年がんになった人がいなかったので、今はこんなふうに相談できる場所も増えていると知って、万が一がんになってしまっても抱え込まなくても大丈夫というところがあるのはいいことだと思いました。(ほかにも「おきなわがんサポートハンドブック」https://okinawagansapo.jp/ のような情報サイトもありました)

 他にも、「先進医療」や「保険外併用療養費制度」、「高額療養費制度」などブラッシュアップが必要な情報も勉強になりました。